パソコンに接続する入力デバイスには、マウス、キーボードを始め様々な製品があります。3DCG テクスチャーを作成する上では ペンタブレット、スキャナを活用すると制作効率、品質向上に貢献します。
ペンタブレット
ペンタブレットを使用することで筆圧感知による描画が行えるようになります。リアルなテクスチャをコンピューター上で描画する上で必要不可欠な機能です。
筆圧感知とは
Photshop などの画像処理ソフトでフリーハンドで絵を描く場合、マウスのクリックでは、オン・オフでしかペイントする事が出来ません。これに対し、筆圧感知を持つ入力デバイス、ペン タブレットでは、筆圧に応じてペイントの強弱をコントロールする事が出来ます。
この筆圧感知をパソコンで利用するには、ペンタブレットなどの筆圧感知に対応した入力デバイス(ハードウェア)と筆圧感知に対応したソフトウェアの両方が必要になります。(PhotoShop は対応しています。)
また、描画する解像度によりますが、処理能力の高いパソコン (CPU-1.5GHz以上は欲しい) の方がリアルタイムに描画する事ができます。
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ペンタブレット選びのポイント
- サイズ(入力エリアの大きさ)
- ペンタブレットは、入力エリアの大きいサイズのものほど扱い易くなります。しかし価格も高くなります。私は A5 > A6 サイズの二つのペンタブレットを所有していますが、A6 サイズは広範囲なテクスチャーを描く事の多い3DCGテクスチャ作成には適しません。最低でも A5 サイズは必要と考えてよいと思います。
- 筆圧レベル
- 筆圧レベルの数値が大きい製品ほど、筆圧感度が上がります。ペンタッチがそれだけ繊細になります。最近はペンタブレット、パソコンの性能も上がっているためあまり気にかける必要はないと思います。筆圧レベルは 512 もあれば十分です。
- 操作性
- PhotoShop などのソフトウェアと連携した操作のカスタマイズ、又はタブレット側に割当てられるボタンなどが用意されているかどうかです。キーボートに戻る事無くタブレット上での操作が完結しますので生産性も向上する事になります。この点は WACOM(ワコム)製のタブレットが最も優れており人気があります。
その他、液晶と一体になった高価なペンタブレットもありますが、特に必要性は感じません。以下、上から順にお勧めのタブレットです。
Intuos3 (インテュオス3)シリーズ 入力エリア A5サイズ
製品URL => Intuos3 シリーズ lpを復元する方法 Intuos3 (インテュオス3)シリーズは、高い筆圧感知能力に、書き味に対する高いカスタマイズ性、ショートカットの割当て機能など生産性を高める工夫が随所にされています。 この製品には Adobe Photoshop Elements 3.0J (14,000円相当) がバンドルしているため、直にテクスチャ制作に活用する事が出来ます。 |
Intuos3 (インテュオス3)シリーズ 入力エリア A4サイズ
製品URL => Intuos3 シリーズ A4 サイズの広い入力エリアを持ち、感度、扱い易さ共にトップクラスのペンタブレットです。少し値が貼りますが、本格的に絵を描きたい人にお勧めです。 この製品には Adobe Photoshop Elements 3.0J (14,000円相当) がバンドルしているため、直にテクスチャ制作に活用する事が出来ます。 主な使用と動作環境 |
FAVO(ファーボ)シリーズ 入力エリア A5サイズ
製品URL => FAVO(ファーボ)シリーズ FAVOシリーズは入門者向けのタブレットです。プロ向けのIntuos3 シリーズと異なり、カスタマイズに関する機能が省略されています。 趣味で3Dグラフィックをされる場合、常にテクスチャ作成を行う訳ではないのでこの製品でも十分だと思います。テクスチャ作成においては、筆圧感知に関しては十分なスペックを持っています。 この製品には Adobe Photoshop Elements 3.0J (14,000円相当) がバンドルしているため、直にテクスチャ制作に活用する事が出来ます。 主な使用と動作環境 |
一般的な WACOM タブレットに関して疑問があれば、以下のページを参照すれば分かるかと思います。
参照 => http://tablet.wacom.co.jp/support/faq_01.html
フラットヘッド スキャナ
何も手で描くのがテクスチャーではありません。デジタルカメラやスキャナなどでと取り込んだイメージを Photoshop などの画像処理ソフトで加工してテクスチャとして利用する事もあります。
例えば、みかんの皮をフラットヘッドスキャナで読み込めば、面白いテクスチャーパターンを得る事が出来ます。ジーンズを直接スキャンすれば簡単にテクスチャーが手に入ります。
スキャナを活用し、身の回りのものを取り込むことでテクスチャ作成における作業効率を改善する事が可能です。価格も手頃なもので十分対応可能ですので、テクスチャを作成する上で是非欲しい周辺機器です。
フラットヘッド スキャナ選びのポイント
写真を直接取り込んで印刷用途に使うのであれば話は別ですが、3DCG におけるテクスチャの利用においては、低価格な製品でも十分です。特に、ここ10年のフラットヘッドスキャナ(特にCIS方式)は、周辺機器の中でも高性能化、値下がりの最も激しい製品です。
フラットヘッドタイプのスキャナには、読み取り方式により CCD方式、CIS方式の二種類のタイプがあり、薄型タイプのフラットヘッドスキャナはCIS方式を採用しています。
- 入力解像度
- 基本的に読み取り解像度の高いスキャナほど精密な画像が得られると考えて結構です。DCGに関するテクスチャー作成においては、600dpi の読み取り解像度が得られるスキャナで十分です。 『 写真品質のプリントアウトの目安が300dpi 程度 』 と考えれば十分である事が分かると思います。
- 読み取り速度
- 高い解像度になればなるほど、読み込み時間がかかります。読み取り速度の速さは製品選びでも重要です。速さにおいては CANON 製のスキャナが定評があります。
- 階調の高さ
- 取込み時の階調が高いスキャナほど色彩の再現性は良くなります。
- 立体スキャン
- テクスチャの内容によっては厚みのあるものもスキャンできた方が便利な場合もあります。例えば規則的に並ぶ凹凸の激しい素材など。このようなある程度厚みのあるものでもスキャンできる製品はその旨が明記されています。
お勧めのメーカーは?
ホームユースでは、EPSON、CANON の何れかの製品がお勧めです。業務用となればまた別のメーカーになりますが、3DCGテクスチャー作成や年賀状作成用途にはオーバースペックです。1万円前後の製品でも 2400dpi 入力階調 48bit の製品もあるので3D テクスチャ用途には十分です。
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